ただし、前述の2測線でのボーリング結果とは以下の点が異なる。
・最上部泥層が分布しない。
・反射断面で確認された断層の上り側(bP孔)と落ち側(bQ孔)で上部砂礫層の下限深度がほぼ同じであり、ほぼ水平な構造を成す。
・断層の上り側(bP孔)と落ち側(bQ孔)でのD−2 K−Ah火山灰層の下限深度の標高差が、大分川左岸域の2測線に比べて小さく、5m程度である。
・中部泥層(D−3)の下位には貝化石を含む厚さ2m程度のE下部砂層が、府内城測線と同様に確認できるが、間に円礫を含む厚さ1〜3mの砂礫層が挟まれる。