3−4 総合解析・報告書作成

○総合解析

以上の調査結果をもとに、大分市内の伏在活断層について総合的に検討し、地震防災対策策定上の基礎資料として、次の諸点について検討した。

・断層の位置、長さ

・断層の変位の向き、断層の性状

・断層の活動履歴(最新活動時期、活動間隔、平均変位速度など)

・断層の1回の変位量  など

さらに、この結果をもとに、調査地域内のほかの断層群(陸・海域)についての、平成10年度以来の調査結果と合わせて、断層のグルーピング・ペアリング・セグメント区分を行い、調査地域の活断層群について、総合的に地震防災上の評価(対策の緊急性・重要性のランク付け、対象地域の選定など)を検討した。

○報告書作成

以上の調査・検討結果を、科学技術庁の地震関係基礎調査交付金の報告書ガイドラインに準じて、報告書にまとめた。

○概要版作成

報告書の内容を要約し、概要版としてまとめた。

○パンフレット作成

調査結果をもとに、地震防災上の評価を加えて、A3版4ページ(見開き)の、一般市民向けパンフレットを作成した。これは、平成10年度以来の調査成果のみでなく、以下の内容を含むものとした。

・大分県における地震防災計画の方針とその中での活断層調査の意義

・別府―万年山断層帯の地震防災上の評価 (予想される地震の発生箇所・規模など)

・今後の地震防災計画   など