6−6 活動間隔
1回前以上の活動履歴が把握されていないので活動間隔は確定的ではない.最新活動時期が6,600±50yBP以降,5,950±50yBP以前であると判断されることから,活動間隔は6,000年程度より長いと推定される.また,加治川断層の活動によるAT火山灰の落差と単位変位量の鉛直成分(3.0〜3.5m)から同断層の約25,000年前以降の活動回数を求めると,3〜4回程度となる.同断層の活動間隔は,約25,000年前以降の活動回数が3回の場合,約6,000〜10,000年となる.また,2回の場合,活動間隔は約10,000〜20,000年となり,4〜5回の場合は約6,000年より短くなる.