2−2−1 調査目的

櫛形山脈断層帯に関する調査は,平成10年度から平成12年度の3ヶ年にわたり実施した.調査の対象は,櫛形山脈断層帯(櫛形山地西方断層,加治川断層,櫛形山地東方断層群)と五十公野丘陵東縁断層であり,断層の位置・長さ,平均変位速度,活動間隔,最新活動時期,さらには断層活動により発生する地震の規模を明らかにし,地震防災に関する基礎資料を得ることを目的とした.