(2)下小中山層(Sk)
下小中山層は,丘陵の尾根頂部付近に小規模に分布する.本層は,砂層及び礫層を主体とする.礫層は下部にみられ,泥岩,砂岩礫等を主体とする淘汰良好な礫層からなり,覆瓦構造がみられる.基質はアルコース質中〜粗粒砂からなる.上部は,アルコース質中粒砂からなる(地形・地質写真:地質1−(3),4,13).下位の下関層とは,不整合の関係で重なる.本層は,新潟県(1989)によれば,第四紀前期更新世の地層とされ,新潟油田標準層序の魚沼層群(塚山層)に,また小松原・田中(1994)の金谷層にそれぞれ対比される.