以下に各孔の地質状況を示す.また,コア写真と柱状図(S=1:20)を巻末に添付する.
[KY−1孔]
深度2.7m以浅は砂層を主体とし,深度2.4〜2.7mに腐植質シルト層が挟在する.深度2.7m以深は,主に花崗岩類の亜角〜亜円礫からなる礫層を主体とし,深度6.3〜7.05m
,深度12.15〜12.7mに腐植質なシルト・砂層が挟在する.
[KY−2孔]
深度2.46m以浅は砂混りの腐植質シルトを主体とし礫を混入する.深度2.46m以深は,主に花崗岩類の亜角〜亜円礫からなる礫層を主体とし,深度8.8〜9.75m,深度13.4〜14.2mに腐植質なシルト・砂層が挟在する.
KY−1孔及びKY−2孔に認められる腐植質シルト層から試料を採取し14C年代測定に供した.14C年代測定結果を表3−2−1−1に示す.