4 総合解析

月岡断層帯の活断層調査は、平成8年度から2年間の予定で実施されている。

昨年度の調査は、月岡断層帯の位置、長さ、断層センスおよび平均変位速度を求めることを主眼とした調査が実施され、図4−1−1に示すフロー図に示されるように、まず、越後平野東縁を画する下原断層、村松断層、月岡断層、加治川断層および櫛形山地西方断層について文献調査が実施され、次いで村松断層および月岡断層沿いの空中写真判読、地表踏査が実施されている。また、これらの調査結果をもとに詳細調査地点が選定され、ボーリング調査、地震反射法地震探査が実施されている。昨年度の調査数量を表4−1−1に、調査位置を図4−1−2図4−1−3に示す。

本年度の調査は、昨年度の調査結果をもとに月岡南地区を集中調査地点に選定し、トレンチ調査、ボーリング調査などを実施した。

総合解析では、これらの調査結果を総合的に検討し、月岡断層帯の位置、活動性などについてとりまとめる。