3−1−1 ボーリング調査
ボーリング調査は、トレンチ掘削前の7月14日〜18日、トレンチ掘削期間中の9月30日〜10月18日、トレンチ掘削後の12月10日〜12月18日の3回に分けて実施し、ロータリー式ボーリング機械を用いて行った。掘削は、孔径66m/mとし、コアチューブはコア採集率を最大限高めるため、原則として三重管構造を有するコアパックチューブを用いた。ボーリング機械の概要を図3−1−2に示す。採集したコアは、専用のコア箱に収納・保管し、写真撮影およびコア観察を行った。また、腐植土や火山灰などの堆積年代を測定可能な試料については、試料を採集するまで厳重に保管し、測定可能な状態を維持した。
なお、各ボーリング孔の孔口標高、調査期間等については、巻末のボーリング柱状図にまとめて示した。