潮見町の反射面B1〜D1の断層を挟んだ落差は約150m前後であるが、A1の落差は約116mで明らかに小さい。同様に新宝町のB2〜D2の落差は約110m前後であるがA2の落差は84mである。従って、東海層群に認められる断層変位は累積性を持ち、断層活動は反射面B1またはB2の形成以降、A1またはA2の形成前に始まったと考えられる。
天白河口断層調査位置図 (縮尺:1/25,000)
図3−1−2 既存ボーリングを用いた地質断面図@
図3−1−3 既存ボーリングを用いた地質断面図D
図3−1−4 既存ボーリングを用いた地質断面図H
図3−1−5 既存ボーリングを用いた地質断面図 0 (新規)
図3−1−6 天白河口断層の分布図
図3−1−7 浅層反射法探査深部地質断面図(名古屋市港区潮見町)
図3−1−8 浅層反射法探査深部地質断面図(東海市新宝町)
図3−1−9 浅層反射法探査深部地質断面図に認められる反射面の落差