2−1−6 既存資料調査(既存ボーリング断面)

天白河口断層の東方延長を確認するため、平成8年度の既存ボーリング資料調査において作成された@断面の東側に 0 断面を作成した。図2−1−4に断面 0 および平成8年度に作成した@〜H、 A 断面の位置図を、図2−1−5に既存ボーリング断面 0を示す。

0 断面では、東海層群が−10〜−20mの浅部に現れるようになり、近接したボーリング地点で東海層群と海部・弥富層が同標高に出現するような地層の急変は認められなかった。予想される断層通過位置はボーリング153〜154にかけてであるが、東海層群の深度の急変は認められない。

ボーリング155〜157では東海層群の出現深度がやや深くなっている。この位置は旧河川にあたっており、ボーリング158で再び深度が浅くなるため、この部分は断層変位により東海層群の出現深度が変化しているとは考えられない。

図2−1−4

地質断面およびボーリング位置図

図2−1−5

既存ボーリングを用いた地質断面図 0