@ B−2:深度59.38〜59.43m(標高−54.90〜−54.95、優白色ガラス質細粒)
A B−3:深度65.95〜65.98m(標高−61.54〜−61.57、優白色ガラス質中粒)
B B−3:深度66.00〜66.05m(標高−61.59〜−61.64、優白色ガラス質細粒)
@の火山灰は天神池火山灰としての要素を持つが、未知の火山灰である可能性を残している。AとBの火山灰は佐布里火山灰としての要素を持ち、さらに二つの屈折率のピークを持つという他にない特徴が一致するため、佐布里火山灰である可能性が非常に高いことが判る。また、少なくともB−1で見つかった火山灰(佐布里火山灰)と、A、Bは同じ火山灰である可能性が高い。
天神池火山灰層は、B−1ボーリングで確認された佐布里火山灰よりも上位に位置する火山灰層で、知多半島北部において佐布里火山灰のおおよそ55m上位に観察されている(牧野内ほか、1992)。
テフラ分析結果
表1−6−7−1 全鉱物組成分析結果一覧表
表1−6−7−2 重鉱物組成
表1−6−7−3 火山ガラス形態分類一覧表
表1−6−7−4 火山ガラス屈折率測定結果一覧表
凡例 01. ; Olivine(カンラン石), Opx.; Orthopyroxene(斜方輝石), Cpx. ; Clinopyroxene(単斜輝石),
BHo. : Brown Hornblende(褐色普通角閃石), GHo. ; Green Hornblende(緑色普通角閃石), Opq. ; Opaque Mineral(不透明(鉄)鉱物), Id. ; Iddingsite(イディングサイト), Zr. ; Zircon(ジルコン), Bi. ; Biotite(黒雲母), Ap. ; Apatite(アパタイト),Gar.;Garnet(ザクロ石),VG.;Volcanic Glass(火山ガラス),Zoisite(ユウレン石),Cum.;Cummingtonite(カミングトン閃石),Epidote(緑レン石)
略称 Ha,Hb:扁平型(バブル・ウォール型) Ca,Cb:中間型
Ta,Tb:多孔質型(軽石型,繊維状型) It:不規則型