(2)平成8年度第U期調査
本調査は、第T期調査結果の課題である断層の存在および通過位置の精度向上を目的とする。第T期調査の音波探査測線より西側の地域が対象となるが、港区潮見町(9号地)より西側の海上になると、断層通過位置が文献によって異なり、調査範囲(延長)が非常に大きくなる。したがって、港区潮見町(9号地)の陸上部で、浅層反射法探査(1測線)を実施することにより、断層の存在の有無確認と通過位置の把握ができるものと考えた。実施した調査項目を表1−2−3に示す。また、調査内容を以下に示す。表1−2−3 実施した調査項目
@浅層反射法探査
浅層反射法探査により、陸域地下の地層の連続性や地質構造の把握、断層の通過位置等を把握するために、探査深度500m以上、測線長2kmを行った。
A総合解析
第T期及び第U期の調査結果を解析し、天白河口断層の存在の有無と通過位置の把握を行った。