橘湾北部断層群におけるデータによれば、確実な活動は4,800年〜3,000年前である。
西暦1792年に眉山崩壊を生じた地震(M6.4)の際には、島原城付近に地割れが生じた。島原城内のトレンチでは、この地震により盛土中に生じた地割れが確認された。また、同地震により、田代原付や千々石付近でも南落ちの地盤変位が生じたことが古文書に記録されているが、地形、地質的には確認できなかった。地震の規模があまり大きくないこと、地形、地質的なデータが得られていないことから、1792年の地震は、北縁断層帯における固有地震としては認定しないこととした。