(2)唐比−千々石沖海域(橘湾北部断層群)

音波探査の結果、唐比から千々石にかけての橘湾北部には、有喜沖から連続して東西走向の北落ち主体の断層群が分布することが確認された。これらの断層群の鬼界アカホヤ火山灰層の変位量は3m以下で、活動度はB級を示す(図7−3)。

また、断層群とほぼ平行なリッジ状の更新統の高まり(海底の崖)も認められたが、この更新統の高まりににアバットする完新統に、断層運動を示すような変形は認められない。