(1)有喜沖海域(橘湾北部断層群)

橘湾北部の有喜沖では、音波探査により東西走向で北落ち主体の断層群が確認された(図7−3)。この内F−4断層ではピストンコアの解析の結果、鬼界アカホヤ火山灰降下(7,300年前)以降2回のイベントが認められた(図7−4)。

イベントF4−1  4.8−3.0ka 変位量0.55m

イベントF4−2  7.5−6.6ka 変位量0.30m

F−4断層の鬼界アカホヤ火山灰以降の変位量は0.9mで、平均変位速度は0.12m/千年である。