3−3−2 最近の地震活動の資料

調査地域付近の地震活動については、気象庁のほか、九州大学大学院理学研究院付属地震火山観測研究センター等により観測が行われている。これらの機関による最近の地震活動についての主な観測結果を図3−10図3−11に示す。

図3−10 九州北西部の地震活動

(九州大学大学院理学研究院附属地震火山観測研究センターホームページより)

・1990年1月〜1997年1月、深さ30km以浅

・島原半島では雲仙岳の火山活動(1990−1995年)に伴う地震活動が見られる。島原半島西部から天草諸島西部にかけて地震活動が見られる。

図3−11 雲仙周辺の地震活動(1985−1995年)

(九州大学大学院理学研究院附属地震火山観測研究センターのホームページより)

・橘湾から島原半島西部にかけて、雲仙岳の火山活動に伴う地震が多く発生している。

・島原半島の断層(黒線)に関連すると推定される地震は、ほとんど見られない。