本地震の震源については、図3−7では千々石湾内とされているが、研究者により諸説がある。この理由としては、当時、各観測点の時刻精度が悪く、震源決定をS−P時間と初動の方向から求めていたこと、さらに、この地震が最初に短周期の波を発生した後、3.3秒後に長周期の波を発生させたいわゆる双発地震であったため、地震記録に2つの地震波が重なり、S−P時間の読み取りに誤差が出たことによるとされる。