3−1−2 海域の活断層

既往文献では、音波探査結果により、島原半島西側の橘湾と東側の島原湾の両海域に多くの活断層の存在が知られている。

音波探査による海域断層に関する調査としては、国土地理院(1982、1988、1989)、海上保安庁(1994、1996)、長岡他(1993)及び松岡・岡村(2000)がある(図3−3)。

海底断層の活動性に関しては、本田他(1995)による橘湾東部、小浜町金浜沖におけるピストンコアリングによる解析があり、約4,600年前と約2,500年前の2回のイベントが報告されている。