(1)放射性炭素年代測定
露頭、トレンチ及びボーリングにおいて、地層の形成年代を明らかにするため、地層に含まれる動植物遺体(化石)、腐植物などの試料について、放射性炭素年代測定法により年代測定を行った。試料採取に際しては、上下の地層に含まれる炭素や現世の炭素の混入がないように留意した。採取試料における炭素含有量が少ないため、AMS法による放射性炭素年代測定を実施した。測定値は同位体分別補正を行い、約1万年前より新しい試料についてはIntacal98による暦年補正を行った。