(5)解析方法

観測時で得られた記録中には、通過する車両や周辺の工場等の大きな機械より発する振動等のノイズや、電磁波によるノイズ、また屈折波や表面波といった発震に伴うノイズ(コヒーレントノイズ)等さまざまなノイズが含まれている。反射法の処理の主な目的は、これらのノイズを多く含んだデータから必要な反射波だけを抽出することである。

現場でハードデスクに収録した発震毎のデジタル記録は、ワークステーション(SUN Ultra)に転送し、反射法探査解析システムProMAX(米国LandMark社製)を用いて処理を行った。図2−3に解析処理のフローチャートを示す。

解析結果は、測線図、時間断面図、マイグレーション後時間断面図、深度断面図、マイグレーション後深度断面図として整理した。