既往ボーリング調査結果から、断層落ち側の雲仙火山基底深度が500m程度と予想されるため、探査深度を1000m程度とした。そのため、大型のP波バイブレータ震源(IVI:Y−2400)を使用した。探査の諸元は基本的に以下の通りであるが、現場状況によって最適な記録が得られるように微調整を行った。
・測線長 :A測線1.4km、B測線2.6km(総延長4.0km)
・発震点間隔:10m
・受振点間隔:10m
・震源:P波バイブレータ:バイブロサイス(IVI:Y−2400)(表2−1参照)
・総発震点数:約400点
・受振器:ジオフォン/ストリングス・鉛直成分
・1回あたりの受振点数:96ch