@ F−1断層
F−1断層では2回のイベントの存在が認定されるが、確実なイベントは1回のみである。イベント層準の年代と変位量を以下に示す。
イベント1:4800ybp以降に推定される
イベント2:上限は4927−5102ybpで下限は不明 :変位量165cm
イベント1の活動時期が不明なため活動間隔は不明である。
K−Ah層準の変位量は約1.0mで平均変位速度は0.14m/kyである。
A F−2断層
F−2断層では2回のイベントが認定されるが、確実なイベントは1回のみである。イベント層準の年代と変位量を以下に示す。
イベント1:下限は4404−4535ybpで上限は不明 :変位量335cm
イベント2:4846−4990ybpから7048−7260ybp :変位量165cm
F−2断層の変位量は橘湾の他の断層に比して約2倍の値を示す。イベント1の活動時期が不明なため活動間隔は不明である。
K−Ah層準の変位量は約5.3mで平均変位速度は0.73m/kyである。
B F−3断層
F−3断層では2回のイベントが確認された。イベント層準の年代と変位量を以下に示す。
イベント1:899−1038ybpから2108−2318ybp :変位量80cm
イベント2:4475−4705ybpから5342−5522ybp :変位量70cm
活動間隔は2157年から4623年と推定される。
K−Ah層準の変位量は約1.3mで平均変位速度は0.18m/kyである。