(7)露頭H

図4−7−5−2

露頭EFGを連ねる断層の東北東延長に、風化した褐色ローム層を南に傾斜した不整合面で覆う火砕流堆積物が分布する。

ローム層の上部には厚さ3〜5cmの紫灰色火山灰層が挟在される。ローム層と火砕流堆積物の境界は露頭内(幅約3m)の中でもN70E 48S からN80E 23Sと大きく変化するが、基本的には東北東−西南西の走向で南傾斜を示す。

こお南傾斜を示す不整合面の存在は、古期雲仙火山前期の火山麓扇状地の南西に位置していることから矛盾は無い。