USDPプロジェクトの研究の中で「雲仙地溝の活構造解析」(研究担当者 竹村恵二 京都大学大学院教授)(USDP活構造グループと呼称する)が実施されている。
このUSDP活構造グループの研究は多くの部分で長崎県雲仙活断層群調査と関連しており、USDP活構造グループ関係者と情報交換を行って調査を進めている。
平成15年度にUSDP活構造グループによって小倉断層・白新田断層のトレンチ調査を実施された。
長崎県雲仙活断層群調査においても、調査委員会委員および調査担当者がトレンチ観察の機会を得たので、調査の概要を以下に示す。本来、USDP構造解析グループによる調査結果の公表を待つべきであるが、調査グループの了承を得て本報告書に概要を記載するものである。本項の転載・引用に当っては未公表データであることに留意されたい。