4−10−3 今後の調査
白新田断層は東西延長上の古期雲仙火山後期の山体に変位地形が無いため、断層そのもの存在に疑問がある。しかし、今回のトレンチ地点はリニアメント末端の低崖やや距離があり、トレンチ地点の南側に断層が存在する可能性が否定できない。白新田断層の有無を確認のためには、今回のトレンチの南側で再度トレンチ調査をする必要がある。長崎県雲仙活断層群調査委員会およびUSDP活構造グループで協議した結果、平成16年度の長崎県雲仙活断層群調査において、今回のトレンチの南側でトレンチ調査を実施する予定である。