3−1−1 反射法探査

唐比低地内における千々石断層西端部の位置を特定し、ボーリング調査地点選定の資料とするため、反射法弾性波探査を実施する。反射法地震探査の概要は次の通りとする。

・起震方式:深度50〜100mまで探査可能な方式(基本的にバイブレーター震源を使用)とする。測線周辺の環境等も考慮して選定する。

・起震点間隔:原則として1mとする。

・発震回数/発震点:現地のノイズ等を考慮して、適切な回数を設定する。

・受震点間隔:1〜5m程度とし、探査深度・精度を勘案して決定する。発震周波数帯:現地条件等を考慮して、最適な周波数範囲を設定する。

・探査測線に沿って地盤標高を測量する。

・データの整理と解釈:探査結果は、測線位置図、反射断面図として整理する。さらに、今年度実施分を含めた近傍のボーリング資料等の地質データも考慮して地質解釈断面図を作成する。

・調査測線や調査方法については、地形地質調査の結果をふまえて受託者が検討の上、委員会に提案し承認を得る。

以下に反射法弾性波探査(浅層探査)の実施方法について述べる。