(2)大苑断層

有家町大苑の貝森川の谷底低地では、大苑断層のリニアメント付近で圃場整備工事が行われ、低位扇状地T面の構成層が確認されたが、断層付近は覆工のため確認出来なかった。

断層が伏在する沖積面においてトレンチ調査を実施するのが理想的であるが、活動履歴を検討する際の規準となる被覆層が圃場整備等で失われている可能性が高い。したがって、扇状地面上においても被覆層の分布を確認し、トレンチ調査の可能性を調査する。