2−2−6 赤松谷断層

赤松谷断層は、雲仙地溝中央部を東西に延びる断層である。この断層付近は、平成噴火による火砕流堆積物や土石流堆積に覆われ、かつ警戒区域に指定されており調査が困難であるため、断層位置の特定や詳細調査の地点選定には至らなかった。

リニアメント付近では遺跡調査が実施されており、地震痕跡の情報等が得られる可能性があり、また水無川砂防工事に伴う掘削により扇状地構成層の層序や時代に関する情報が得られる可能性もある。