本調査における表層付近の軟弱層を除き、コア採取率はほぼ100%であった。
(2) 観察結果
観察結果は、図2−4−5−1 地質断面図(4−5章)及び巻末資料の1/10地質柱状図に 示した。また、反射法の地質解釈に利用した。
(3) コア写真
コア写真は、巻末資料に添付した。コア写真撮影については、以下の点を留意事項と して実施した。
・採取したコアは、深度がずれたり壊れたりしないように、半割の塩ビ管に収納し た。また、堆積構造等がわかるように周辺を削った。
・ボーリングコアの撮影は、一箱(5m)ごとに撮影する。また、色調の再現性を確保 するために、各箱の撮影時に、カラーチャートも写るようにした。
・コア撮影時においては、試料本来の色調を呈するようにするために、撮影前にコア を散水器によって湿らせた。
(4) ボ−リング地点の標高(水準測量)
孔口標高は3等水準測量により求めた。結果を表2−4−3−2に示す。
表2−4−3−2 ボ−リング地点の坑口標高