検討の結果,白石断層北方地域では断層はないか,あったとしても,その活動性(第四紀層の変位・変形の程度)が非常に低いものであることが判明した。これらの結果から,福島盆地西縁断層帯と長町−利府線断層帯との間には15km以上にわたり断層が存在しないか,あるいはその活動性が非常に低い地域があり,両断層が一連の断層帯をなすものではないと判断される。
図5−3−1