補正の基準面としては,測線の位置の標高を参考にして測線の最低標高より,やや低い88m とした。静補正を適用したショットギャザーの例を図3−4−11 に示す。これを見ると,この測線では生記録で1ショット展開内での顕著な走時の乱れが見られないので静補正による差が現れにくいと思われる。但し,部分的には(例えばショット1番の120チャンネル付近)走時の乱れが補正されている。