(15)低位段丘堆積物層(L1)
白石川及び児捨川左岸の福岡深谷付近,藪川右岸の塩沢〜円田付近及び小村崎付近に分布する。褐色を呈する砂礫よりなり,安山岩の亜円〜円礫を多く含む。小村崎と塩沢では,段丘面下約1〜2mに厚さ20cmの火山砂〜火山灰が分布する。火山砂〜火山灰は暗灰色を呈してスコリア質であり,続成作用を受けて半固結状をなす。なお,小村崎では火山砂〜火山灰中に,酸化して茶褐色を呈するスコリア片が層状に集積する(写真4−2−10)。写真4−2−10 低位段丘面T下に分布するスコリア質火山灰
(小村崎。面から1.5m下に分布。層厚20cm)