本ピットでは,断層は北面と南面に出現し,その走向・傾斜はN65゚E,20゚S(底盤で計測)である。Aピットと同様に基盤岩は向山層であり,断層の下盤側に細粒砂岩が,上盤側に広瀬川凝灰岩部層が露出する。また,ピット内には崖錐堆積物が露出し,南面では向山層及び断層を不整合関係で覆っている(写真4−2−8)。なお,ピットの北面では人工改変土が断層を直接覆っており,断層の活動性等評価には利用できない。
図4−2−3 大年寺山断層Bピット 北側法面スケッチ
(縮尺1/20)
図4−2−4 大年寺山断層Bピット 南側法面スケッチ
(縮尺1/20)
写真4−2−5 大年寺山断層Bピット 北側法面 全景
写真4−2−6 大年寺山断層Bピット 南側法面 全景
写真4−2−7 大年寺山断層Bピット 東側法面 全景
写真4−2−8 断層面近接(大年寺山断層Bピット南側法面)