(1)大年寺山断層Aピット

本ピットの法面状況を,写真4−2−1写真4−2−2写真4−2−3に示す。本ピットでは断層は東面と南面に出現し,その走向・傾斜はN68゚E,20゚Sである。基盤岩は向山層であり,断層の下盤側に細粒砂岩が,上盤側に広瀬川凝灰岩部層が露出する。また,ピットの東面には崖錐堆積物が露出し,向山層及び断層を不整合関係で覆っている(写真4−2−3写真4−2−4)。なお,ピットの北面及び南面には人工改変土が分布し,基盤岩及び崖錐を覆っている。

写真4−2−1 大年寺山断層Aピット 北側法面 全景

写真4−2−2 大年寺山断層Aピット 南側法面 全景

写真4−2−3 断層面近接(大年寺山断層Aピット東側法面)

写真4−2−4 断層面近接(大年寺山断層Aピット南側法面)