砂質シルト,礫混じり砂質シルトからなる。
●沖積層(深度0.75〜2.90m)
砂〜腐植質細礫混じりシルト〜腐植質シルトからなり,上方に向かって細粒化する。一部傾斜3〜5°の葉理が認められる。下位の洪積第4層との境界角度は傾斜3〜5°。
●洪積層(深度2.90〜5.60m)
礫混じり砂〜砂〜腐植質シルトからなり,上方に向かって細粒化する。腐植質シルトには長さ3mm以下の炭化した材化石をわずかに含む。下位の洪積第3層との境界角度は,傾斜約20°。
●洪積層(深度5.60〜7.15m)
砂〜腐植質シルトからなり,上方に向かって細粒化する。腐植質シルトの最下部には幅1.0〜1.5cmの黒色腐植物がまだら状に濃集。下位の洪積第2層との境界角度は,傾斜5°以下。
●洪積層(深度7.15〜10.00m)
砂礫〜礫混じり砂〜砂〜腐植質シルトからなり,上方に向かって細粒化する。腐植質シルトには長さ1〜2mm程度の炭化した材化石をわずかに含む。下位の洪積第1層との境界は,コア形状が悪く不明である。
●洪積第1層(深度10.00〜19.50m)
玉石混じり砂礫,シルト混じり砂からなる。深度10.63m以浅は青灰色を呈するが,同深度以深の玉石混じり砂礫は黄褐色を呈する。
●茂庭層(深度19.50〜22.10m)
粗粒砂岩,シルト岩が,数cm〜10数cm間隔で互層をなす。層理面の傾斜は5〜10°。下位の高舘層との境界角度は,傾斜約20°。
●高舘層(深度22.10〜23.00m)
安山岩,シルト岩の礫を多く混入する凝灰角礫岩からなる。塊状無層理。
図5(B.5) B5孔