新鮮な植物根を含む腐植質シルトと腐植物混じりシルトからなる。
●腐植質粘土2(深度0.80〜1.76m)
比較的均質な腐植質シルトからなり,下位ほど砂分を多く含むようになる。基底部には長さ0.5〜1cm程度の炭化した材化石が濃集する。下位の砂礫層1との境界角度は約30°。
●砂礫層1(深度1.76〜2.20m)
φ0.5〜1.0cm程度の亜角礫を多く混入する砂礫。基質は粗粒砂。一部腐植質シルトのブロックまたは薄層を介在。長さ3mm以下の炭化した材化石をわずかに含む。下位層との境界角度は傾斜5°以下。
●高舘層(深度2.20〜3.40m)
φ1〜2cm以下の亜円〜亜角礫を多く混入する火山礫凝灰岩からなる。塊状無層理。礫の殆どはくさり礫化。下位の砂礫層1とは断層で接し,境界角度は,傾斜約40°。
●砂礫層1(深度3.40〜4.46m)
φ1〜5cm程度の亜角礫を多く混入する玉石混じり砂礫からなる。基質は細粒〜粗粒砂。下位層との境界角度は傾斜約40°。
●高舘層(深度4.46〜8.00m)
φ0.5〜1.0cm程度の亜角礫を多く含む火山礫凝灰岩からなる。塊状無層理。
深度2.20〜3.40m間に分布する高舘層との間で上限面の比高を計測すると,2.26mとなる。
図4(B.4) B4孔