(1)B−1孔

●崖錐堆積物(深度0.00〜13.70m)

礫混じりシルト,シルト質砂礫を主体とする。混入する礫は概ねくさり礫化しているが,最下部では新鮮な礫もみられる。深度9.50〜9.80m間には,愛島火山灰層と推定される軽石質火山灰が分布するが,二次堆積物の可能性が高い。下位層との境界角度は,約5°。

●礫混じりシルト(深度13.70〜14.70m)

φ1〜3cm以下の細礫を混入するシルトからなり,一部腐植質シルトをブロック状に取り込む。下位層との境界角度は,40〜45°。

●崖錐堆積物(深度14.70〜17.00m)

新鮮,硬質な安山岩礫を多く含むシルト質砂礫からなる。下位層との境界角度は,40〜45°。

図1(B.1) B1孔

図4−1−8 ボーリング調査位置図(縮尺1/2,500)

●茂庭層(深度17.00〜20.00m)

粗粒砂岩,シルト岩の互層からなる。層理面の傾斜は30〜45°。