6−2−4 トレンチ調査
上記の一連の調査によって決定された位置においてトレンチを掘削する。その目的は,最近の地震イベントの時期と断層変位を含む活動履歴を明らかにすることである。トレンチ掘削は1箇所で,規模はとりあえず深さ5m×長さ15m×幅8m程度のものとする が,上記調査結果により再度その規模を検討する。平板測量によりトレンチの位置・形状及び法面の位置・形状等を示した平面図を作成する。トレンチ法面の地質状況を詳細に観察して,スケッチ図及び解釈図を作成する。また,14C年代測定用の試料を採取して分析・測定を行い,各地震イベントの時期を決定する。