6−2−3 ボーリング調査
上記の探査によって確定された地点において,ボーリング(20m×4孔程度,孔径86mm)を実施する。その目的は,トレンチ調査で到達できない深度での活動履歴等に関するデータ(浅層反射断面の各反射面と地層の対比,岩相解析,地層の年代測定用試料の採取等)を得ることであり,併せてトレンチ位置決定に資することである。ボーリングコアに地層の年代測定や対比に有効な試料(14C,火山灰など)が認められた場合には,これらの試料を採取して分析・測定を行う。ボーリングコアは詳細な地質観察を行い柱状図を作成する。