2−1−3 屈折法地震探査

この手法は屈折波を利用して、深部の速度構造を決定する手法である。正確な速度構造を求めるには、大エネルギーの震源・長大な受振器展開・多数の発震点が必要であるが、今回は反射法の測線1の受振器展開を利用し、バイブロサイス2台を震源としてスイープ数を多く取る事、またスイープ周波数を低くすることによりエネルギーを大きくする手法を用いた。

 屈折法の受振器展開としては、測線1のほぼ全受振器(RP.1〜RP.500)を使用した。発震点としては、以下の5点(表2−1−102)を設け、20〜100回のスイープを行いデータを取得した。