2−1−1 調査地域およびデータ取得概要

本調査地域は宮城県仙台市内に位置し、市内の3ヵ所を東西に横切る3本の測線からなる。測線1は市のほぼ中心地を通り、青葉区・宮城野区・若林区の3区にまたがっている。また測線2は宮城野区、測線3は太白区に位置する。測線1の全長は約5km、測線2・3は共に約2km、総計約9kmである。本調査の測線位置は既に図1−3−1図1−3−2に示した。

 データ取得作業は、許認可申請・地元交渉等の事前準備を経て、先行して受振点杭測設作業開始後、平成8年8月9日より開始し8月21日に終了し、作業期間は13日間であった。総受振点数および総発震点数は表2−1−101の通りであった。