これによると,
・青葉山段丘面を変位基準として算出した平均上下変位速度は約0.62m/1000年
・台の原段丘面を変位基準として算出した場合は0.36〜0.47m/1000年
・仙台上町段丘面を変位基準として算出した場合は0.59〜0.71m/1000年
・仙台中町段丘面を変位基準として算出した場合は0.51〜0.80mm/1000年
となる。これらの値はいずれもB級の活動度を示している。なお,仙台中町段丘面で今回の14C測定結果から算出した値(0.80m/1000年)は,従来よりやや大きな速度となっている。
各段丘面の上下変位量を見ると,年代の古い段丘面ほど上下変位量が大きく,変位の累積性が見られる。