屈曲測線処理では,まず各発振点と受振点の組み合わせを考慮して,実際に測定された地下の反射点(発振点と受振点の中点)を,図3−2−4,図3−2−5に示すように平面図上にプロットした。反射点は測線の曲がり具合により測線の両側に広がるので,反射点の広がりのほぼ中心付近を通過する参照ライン(リファレンスライン)を設定した。次に,参照ラインのを中心とした「ビン」(図3−2−6参照)と呼ばれる長方形エリアを作成し,エリア内にある反射点を1グループとして反射法データ処理を行った。これにより,参照ラインから大きく離れた反射点データの影響で起こる反射断面の品質低下を防ぐことができた。