3−2−2 探査仕様
本調査では,地下数m〜100m程度の極浅部を調査対象とすることから,地中での伝播速度が遅いSH波(横波)を適用した。震源は車両ノイズに対して有効なスイープ型震源で,起振機を水平に作動してSH波を発生できるIVI社製のミニバイブレータ(規格:表3−2−3参照)を使用した。受振器はマークプロダクツ社製の固有周波数30Hz2連型受振器(規格:表3−2−4参照)を使用した。受振点間隔と発振点間隔は探査深度を考慮して1mとした。L1測線で測定テストを実施した結果,以下の測定仕様を適用した。L1測線 240m
L2測線 130m
探査深度 100m
受振点間隔 1m
受振器のグループ数 2個(隣接)
発振点間隔 1m
垂直重合数 2〜4回
同時受信チャンネル数 L1測線:120ch L2測線:131ch
最小オフセット 0.5m
展開方式 スプリッド・スプレッド方式
サンプリング間隔 1/1000秒
記録長 1秒
スイープ長 10秒
スイープ周波数 20〜200Hz