3−2−1 調査位置
長町−利府線となるべく直交するように,図2−2−2に示す位置に測線を2本設定した。L1測線は長町公園から鹿野市営住宅東側道路に至る全長240mの測線で,途中20m間は市道および木流掘川で分断されている。長町公園側では地形はほぼ平坦であるが,木流掘川よりも北西側では5〜10度程度の傾斜で標高を増している。道路幅は最も狭いところで3m程度であった。周辺は住宅地で車両通行量は朝夕を除いて比較的少なかった。L2測線は長町中学校の北で,木流堀川の北側の市道沿いの全長130mの測線である。測線の地形は全体を通してほぼ平坦であった。周辺は住宅地であるが,車両交通量は終日多く,道路拡幅に伴なう歩道工事及び雨水管敷設工事の影響で,発振範囲に少々影響を受けた。なお,両測線とも既設道路端に設定したことから,屈曲した測線となった。