表3−10 鈴鹿東縁断層帯の調査結果
本調査では、特に「@最新活動時期」について、従来より精度の高い結果を得ることができた。「A活動間隔」については、最新活動時期のもう1つ前の活動について詳細に確認できなかったため、平成7年度調査と同様に地形面の変位量に基づいて推定したが、調査結果は従来の知見を大きく覆すものではない。
地震調査研究推進本部による平成12年度の評価結果と比較すると、最新活動時期と活動間隔が精度良く特定されたことが重要である。これらの結果により、今後進められる長期的評価において地震発生確率が見直されることを期待するが、推定される活動間隔に対して最新活動時期からの経過期間が比較的長いため、確率値はやや高くなることが予想される。