表3−1 各トレンチ調査地区において最新活動時期を特定できる期間
断層変位が確認された3地区のうち、活動発生時期が最も短い範囲内に特定できるのは宇賀川地区の3180±50〜2600±40 y BP(較正年代ではBC1440 〜BC800)である。仮にこの期間を活動時期とすると、各地区において、この期間内の活動による断層変位が同時に記録されていると考えて矛盾がない。また、各地区においては、より新しい時代の地層があるにもかかわらず、それらが断層変位を被っていないことは、この活動が鈴鹿東縁断層帯の最新活動である可能性が高いことを示す。
最新活動時期について、平成7年度の調査結果、および地震調査研究推進本部の評価との比較を表3−2に示す。
表3−2 最新活動時期についての調査結果