2−2−2 ボーリング調査結果

宇賀川地区では、平成13年度にピット掘削、および断層が想定される位置を挟んで5本の群列ボーリング(UGB−6、UGB−7、UGB−10、UGB−11、UGB−12)を実施している。その結果、東海層群の上面は道路東端付近から東側で高さ3 m程度の急傾斜面を形成していることと、UGB−11では掘削孔が断層面を貫通した可能性が示唆された。

本年度調査では、平成13年度の群列ボーリング実施箇所のうち、想定される断層位置に近く、ボーリング間の距離が比較的大きいUGB−6〜UGB−7間で、UGB−15を実施した。その結果、断層が想定される深度に近い深度9.2〜9.3m付近で、東海層群中に断層による剪断面と思われる構造が確認された。地質断面を図2−8に示す。