(1)青川上地区
東上がりの逆向き断層崖が推定される場所で、沖積層まで変位させている徴候があるため、次期調査にとって有望である。逆向き断層崖は、主断層の活動と逐一連動しているかどうかはわからないが、一般に1回の変位量が小さいため、活動履歴を復元するための調査には好都合である。平成10年度の椋本断層(布引山地東縁断層帯−北部)の調査では逆向き断層崖で良好な結果が得られているため、成果が期待される。