田口地区は、判読図で沖積面に断層変位地形が認められたため、推定断層を挟んで2本のボーリングTGB−1、TGB−2を実施した。
全体に砂礫優勢であり、沖積層と段丘礫層との境界は明瞭ではない。礫層中に、砂層の挟み等の堆積構造は見られなかった。また、ボーリングコアからは、有機質土等は観察されなかった。
L段丘礫層の上面は西側でやや高く、標高差は0.75mである。この標高差は、断層変位による場合、または上面の堆積勾配による場合の両方の原因が考えられる。